「とびひ」について
2020年01月23日
「とびひ」は正式には伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)といい、細菌が皮膚に感染することで発症します。「とびひ」は掻きむしることで飛び火のように体のあちこちに広がっていくことからこう呼ばれています。他人にもうつしてしまうので注意が必要です。
症 状: かゆみをともなう水ぶくれやジクジクしたかさぶたができ、それがつぎつぎに周囲に広がっていきます。顔や手足に始まり、次第に全身に飛び火して広がるケースが多いです。
原 因: 湿疹、虫刺され、あせも、擦り傷や掻き傷などに黄色ブドウ球菌またはレンサ球菌がとりついておきます。
治 療: 原因となる細菌を退治するために抗生物質の外用や内服を行います。かゆみが強い場合は抗ヒスタミン剤を内服します。通常は長くても1週間以内に治癒します。
日常生活で心がけることは、まず周囲にうつらないように患部を掻かないように注意しましょう。清潔にするため、1日1回はシャワーなどで石鹸を使って丁寧に洗うことも重要です。薬をぬった後は他の部位や他人にうつさないようにガーゼや包帯で覆うのもよいでしょう。プールは治るまで入らないでください。